FUKU WO HORU
『服ヲ掘ル』~破壊と考察~
服ヲ掘ルは、ヴィンテージを解体し、構造を読み解く研究プロジェクトです。
きっかけは、1960年代のリーバイス3rdタイプGジャン。
解体して初めて見えた、布の一枚一枚に刻まれた職人の試行錯誤と、ブランドの拘り。
それは過去から現在へ手渡された「教科書」でした。
解体は、破壊ではありません。
先人の思考を、縫い目から読み取る行為です。
細部に込められた判断は、何十年を経ても確かにそこに残っている。
掘り起こした構造の知恵を、記録し、共有し、次の物づくりへ手渡すこと。
それが、服ヲ掘ルの使命です。
服ヲ掘ル vol.1

服ヲ掘ルは、破壊と考察の記録を
実際に見て触れる場として、展示形式で公開しています。
2023年春の初回以降、東京で3回、韓国で1回開催。
熱狂×誠実という理念のもと、
得られた知見を独占せず、積極的に共有しています。
目指すのは、「知らずにできない」から「知っててやらない」への変化。
知識の集積が、世界中の服をより深く面白いものにする。
面白いよね!と共に熱狂できる場を、ぜひ体験してください。

「ビンテージの型紙を販売していますか?」
このような問い合わせを数多くいただきます。
結論から言えば、販売していません。
理由は2つあります。
第一に、解体した型紙を販売することが、
「盗んで販売しているような感覚」になり、許容できない。
過去に販売を試みた結果、想定以上の反響がありました。
しかし、自分たちの哲学に反すると実感し、中止しました。
第二に、解体して作った型紙は、
捻じれや歪みの影響を受けており、必ず補正が必要です。
例えば、501を解体して得た型紙を
「501の型紙」として売ることには、大きな抵抗があります。
私たちの活動は、製品を売ること以上の価値を追求しています。
創造的な別の方法で、これらの型紙を活用できればと考えています。




